涙を知った後。




いつからかなんて
わかんないよ



記憶の中の恨めしい蓮が
いつのまにか塗り替えられてて
愛しくなってた。





「…そっか」





一言だけ呟いた蓮


きっとこれが返事だと思う。


特定の子をつくらない蓮からの返事。








「まさか、お前にそんな事いわれるとわな」



そういって
頭をくしゃってされた。



そしてつい口にだしてしまった





「仕草とか表情、言動すべて
柔らかくなったよね…」





そういったら
そうかなーなんて笑うから
胸がきゅーてして


この笑顔を作り出した
蘭がうらやましくて
同時にどうしようもない
黒くて暗い感情につつまれた。














あんたをかえたのは



蘭 だもんね、









その事実に胸をいためながら

「じゃ、蘭たのんだ」

っていってそのばを後にした。







感謝してるし

大好きな蘭が


今はどうしようもなく





妬ましい。