「……………」

「……………」

ハルの部屋に入ってから数十分。ずっと重たい沈黙。

「………ゆうっ……ゆぅ…」

「どうしたの!?……なんかあったの…?」

急にハルの目から大きな雫がボタボタ落ちた。

「ゆうっ……………」

「どうしたのっ…」

どうしたのだろうか………?さっきから私の名前を連呼しながら泣くハル…。

「……なにがあったの…?」

「うっ……ああぁぁぁ……うっ…うぅっ…」

ハルの目からは、大きな雫が次々と落ちてゆく。

「あっ…のね、ゆうぅ…」

ハルが泣きじゃくりながらも話出した。