仮病に口止め料


交際する前の俺は、学年の可愛い子として時々廊下や体育の授業で彼女を目で追ってみたり、話しかけてみたいなと思ってみたりして、

なんとなくチェックはしていたが、

当時は気になるという感情はなかったため、ただの可愛い女の子という存在だった。


正直に言うと、すれ違う際にチラ見をしたくなる外見レベル高めの女子なら、

自分の中では(スタイルが良いA組の子、老け気味美人なB組の子、親戚にモデルがいるC組の子などなど)あと七人くらい居て、

田上結衣など、そのうちの一人なだけだった。