仮病に口止め料


探偵でもないし大人でもなければ、紳士でもない三流人間には、

恋愛に友情に家族に命に青春に忙しく(暇なくらい)切なく悩める女子高生の心境なんて分かりやしない。


ただ、風邪を引いている今、彼氏のつまらない話に彼女がこうして笑顔を作ってくれる意味ならば、

秀才だと察知できないだろうが、凡才の俺だと悟ることが可能だ。


「なにそれ、あはは、過保護ー? モンスター親じゃん」

つまり、熱で辛いだろうにつっこんでくれる態度に愛を感じることができる訳だ。


『愛って何?』

疑問を解決するには辞書を引くなり、親に聞いてみるなり、局長に依頼するなりすればいいって?


愛とは何か、一体誰が教えてくれるのだろうか。