仮病に口止め料


それから俺の頭の中はハテナで埋まり、溢れたクエスチョンマークが口から漏れて下顎を極限まで開きアホ面をしばし晒していた。


だって、どうして体育をしていたのか謎だった。

健康体でも怠かったのだし、サボる奴らのグループに加わり見学をすればいいのにと疑問で堪らなかった。

今だってお昼休みに彼氏とキスをするより、保健室に行けばいいのにと思えてならない。


まだ付き合って半年、まだまだ完璧に理解しあうことができていないのだと知る。

自分では本気でもそんな事実を目の当たりにすれば、少しだけ胸が痛んだし切なくなったし情けなくなったし何故だか泣きたくなった。

こんなに(どんなに?)好きでも、何も分かってあげられない俺という彼氏――……?