それでも、彼女は異性からモテていることに鈍感な天才的天然ボケ愛嬌ガールではないため、
ある出来事をきっかけに夏休みの半ば、お盆ぐらいでようやく恋人らしい湿気のある口づけをするようになった淡い経緯がある。
(ピーエス、口づけという言い回しはギャグで使っているだけなので悪しからず。)
さて、情報は小出しにした方が有利になるらしいので、俺が彼女を好きな理由を教えてやろう。
それは、夜更かしをして深夜バラエティー番組を好んで観たがるところだ。
笑いのツボが合うというか面白いと感じる波長が重なるというか、話し方の癖やほくそ笑むタイミングの雰囲気が二人は似ていて、
そこを個人的に重大視している次第である。
例えば、アルバイト先でサボった子に同僚と『絶対仮病、ムカつく』とイライラ不満を語るのではなく、
『どたキャンとか迷惑料払えでしょ』と笑顔に結ぶ発言に性格が滲み出ると解釈できるはずだ。



