仮病に口止め料


それから、俺が彼女と付き合うようになってどれだけ自分が大好きになったかも知らない。

自分なんかが好きな子に好かれる存在であれることは素晴らしいことで、

そうなると、自分を愛せずにはいられないだろう?


本当に大好きだ。
どの辺がと言われたら、外見が可愛い以外は上手く説明できないのだけれど、

とりあえず郊外ショッピングセンターで夜の八時を過ぎてもベビーカーに子供を乗せて連れ回すのではなく、

毎朝早起きしてベランダで育てている野菜の水やりを子供にお願いするであろう思考をしているところなんか、

もろに俺の夢を叶えるには最適のパートナーだと思われる要素が強い。