以後の流れはこうだ。
もう目はそらさない。ここは勇気を振り絞って好きな人を燃える瞳で射抜いてしまおう。
『俺がなんで服飾コース選んだと思う? ……誰にも言うなよ? あのさ、俺さ、夢があるんだよ。
俺の親って訳ありだから結婚式してなくってさ……ウエディングドレスをプレゼントしたいなって。だから服コで頑張って勉強してんだよ……』
ポイントは相手に相槌を打たせないこと。
自分だけが長々しく語れば、たったこれだけで意中のあの子は、
『自分だけに心を開いてくれたのね』&『家族想いの優しい人なんだわ』と、ときめいてくれるシナリオだ。
更に、恐らく彼女は涙をポロポロ流している予定なので、上級者になれば最後のシメとして、
『お前の分もつくるから期待してもいいけどな?』と、少しおどけてみるのも粋で良い。



