仮病に口止め料


繋いだ手から伝わる熱さは時々でいい、早く昨日みたいに活発な姿へ戻ってくれたらいいなと、

たかが風邪ごときで愛を再確認するのが純愛が趣味な洋ピョンだ。

そう、好きな子の笑顔が生き甲斐で、好きな子の存在が自分のすべてを左右する。

そしてまた恋をすると、こんなにも誰かを想い一生懸命になるのだと学べただけ有り難い。

彼女との出会いは正に運命だから、二人を赤い糸で引き寄せてくれた神様に感謝したい。


――――さあ、ショートコント・高校生の(揶揄めいた)恋愛模様もそろそろ終わりだ。

恋愛における杜撰なクオリティーこそが最高に尊い青春だと知るのは、恐らく『風邪っぽいから念のため休んどく』が通用しない歳になった頃であろうから、

今は馬鹿を真似て分かっていないフリをしよう。