彼女はどこか相手の好きを試すのか、甘えるように人を使いたがる。
俺はどこか相手に好かれようと卑屈になるのか、媚びるように尽くしたがる。
となると二人、実はなかなか変な脳みそをしているのかもしれない。
小さい世界で自我を育む貴重な図画工作、果たして俺は上手に弟を造形できたのだろうか。
「結衣お姉ちゃん買ってくるから。洋平くん留守番お願いしてい?」
疑問形の癖に結論はいつだって自分が握る女王様の発言に半分頷きかけ、はっとし、
「はい全然。あ、てか、あれだ、俺行きますよ」と、
立ち上がるお姉さんに右手をあげ、自分が買い出しに行くと(ウザイくらい)アピールした。



