仮病に口止め料


「あはは、面白かった。からかいすぎた、ごめんね? 最近若い男の子と話さないんだわお姉ちゃん。楽しかったー。

かーわいいテンパるの。いいな結衣、うらやまし結衣、洋平くんあれだ、だらい、ふ、可愛いね、可愛い弟くん。弟ほしかったな」

表面上褒めて半笑いを続けるお姉さんはテーブルに肘をついて首の後ろで指を絡める。

怠そうな仕草一つ、デコルテ下の女らしさ。華になる人の旦那はタキシードの印象しかない。


もうシリアス語りは終了だ。
どうしよう、俺はとってもラッキーかもしれない。

お姉さんの血が流れる彼女だから、今は胸元が中学生より小学生みたいだけれど、

数年経てばもっと変わるらしいことが判明したため、男子ならではの(乙女心が萎むであろう)可愛らしい夢が膨らんだ。