仮病に口止め料



「質問」

お姉さんが右手を軽く挙げて半笑いになりながら言った。

男子高校生角度だと、ガキ臭くて幼いから妹には女らしさが足りないのでないかと。


(可愛い容姿をしている自分がモテることをややナルシストだから知っている癖に、

付き合うとなれば本当に疎すぎる反応がツボな俺としては)、妹さんとの交際がとっても楽しいと言うと、

「そうだよね、二人仲良し同レベルだもんね」と、軽く流された。


要するに俺がガキ臭いし幼いし男らしくないと諭したいのだろう。

だが、お姉さんのお喋りは深い意味などなく、ただただ故意にからかいたいだけにしておく。

そう、洋ちゃんはシリアスが苦手なのでシュールな方へ話を曲解させる癖があるのだ。

従って、「あはは、確かに。俺ら遊ぶのが仕事の幼稚園です、はは」と、返すのが三流アイデンティティだと思われる。