影に日向に。執事ごっこ。~高校生編~幼なじみはお嬢様っ

「あ…ありがとう。」

受け取った拍子。



リィン……。


リィン……。


ハンドベルが、鳴りました。


「!」


遊さんと双子の妹の、春季さんが持つ、ベルの音。


僕は笑って、立ち上がりました。


「どうやら、目覚めたみたいですね。」


時刻は、朝の7時。


「フィン。朝食は、遊さんの好きなマフィンをお願いしますね?」