あぁ・・・
しまった。なんて思っても、もう遅い。
本音がでちゃったよ。

一人で顔を赤くしていると


「陽南、」


あたしの名前を呼ぶ大好きな優しい声が聞こえた。


「ご、ごめん。何か変な事言っちゃった。」


アハハと笑うけど柚子の反応が無い。
下を向いていた顔をあげると目が合うドアップの柚子の顔。

ビックリしてあたしの顔はもっと赤くなる。


「ちゅっ。」


あたしが目を反らそうとした瞬間、
可愛い音をたてながらあたしと柚子の唇が重なった。