[完]ヤクザが愛する女[番外編]

次の日の朝…



「愛夏ー起きなさーい!」



毎日のように聞こえる
お母さんの声。




「ンッ………朝か…」


私はムクッと
起き上がった。



私は制服に着替えて
客間に向かった。


「おはよ!皆!」



「「おはようございます!愛夏さん!」」




私は神山組7代目の娘。



こんな挨拶も毎日だ。



「愛夏急がねぇと遅刻すんぞ。」


「分かってるよ、お父さん。」



私は返事をして
食卓についた。


「早く食べちゃいなさいね!」

「はぁい!」




いい歳のはずの両親。


とても2人の子供を持つ
両親には見えない容姿。




今年46になる父親。


今年37になる母親。