え………



私はソッと上を向いた。





「夏龍君…」


そこには眉間に皺を寄せた夏龍君が居た。



夏龍君が私を支えて
くれていた。



夏龍君は支えている
手に力を込めた。




「てめぇら何してんだ?」



それはものすごく
低い声だった。



「神山君何で…」


「舞桜に嫌がらせしてたのお前らだろ?」




夏龍君は女たちを
睨みながら言った。