[完]ヤクザが愛する女[番外編]

「言ったとこでもっとひどくなるだけだよ…私は大丈夫だから!」



私は笑ってみせた。


「舞桜…」


「だから咲も言わないでね?」



そう言うと嫌々
頷いてくれた。



こんなの平気
なんだから…



私は手に力を入れて
握りしめた。















しかし私の考えは甘かった。