っと裕が言った。 「あ、うんいいよ。 じゃまた後でね。」 そう言って 手を振って 去っていった。 「裕、ありがとう。」 「あの時のことやっぱ まだ引きずってる?」 「えっ、うん ちょっとだけ………。 ねぇ 私 名字かえたい---。」 気付くと私は 泣いていた。