「~~~///」


日向くんがあんまり笑うから私はちょっとむくれた。


「だけど…多かれ少なかれ女の子はきっとそういうとこ見てるよ?」



だよね?

私だけじゃないよね??





「そうなの?それはこえ~な。じゃあ俺もどっかヤバいの?」


「え…?」


日向くんは笑い終えると私の方を向いて首をかしげた。



「エマ先生のアドバイスちょうだいよ」


「…!」


向き合う日向くんに私はパッと目を反らした。



「日向くんは…どこも嫌じゃないよ」


「マジで?ってかお前完全に俺のこと見てね~じゃん!」


「………」


「今夜は無礼講だっつったろ?ハッキリ言っていいぜ」



ま…また意味の分からないことを。


私はおずおずと日向くんを見た。





ハッキリ言ったら…


形のいい唇はドキドキするほど魅力的だしシャープなアゴのラインは男の子を感じる。


日にやけた引き締まった腕は力強くてしなやかで…


男の子らしく血管が浮き出た大きな手とかを見ると、いろいろなことを想像してしまう。


だけど…こんなこと絶対に言えるわけないでしょ―が!