「おいエマ!懐中電灯持って!」


「ひぇ?!」



感動にふける私に懐中電灯を押し付けると日向くんはカメラを構えた。



「エマ!もっとちゃんと照らして」


「え…えぇ?!」


私は日向くんに言われるがまま懐中電灯係りになった。


そして日向くんは夢中でシャッターを押していた。