王子様の溺愛カメラマン





私の顔がポカンとなった。











「Okだよね?送信するよ~!」


「え!?ちょ…!待って!」


しかしミキは送信ボタンを押した。


携帯ディスプレイには
【送信済み】の文字が…



私の顔が青ざめていく。


「ちょ…なんてはしたないメール…!」


カッコよくてびっくり…とか…

次はいつ会える?とか…


しかもあんな大量の絵文字使ったことないんですけど!


「大丈夫だって~あれぐらい軽い方が、逆に返しやすいんだって」


慌てふためく私に対してミキは余裕の表情で携帯を私に返した。


「エマって妙にお堅いとこあるもんね?エマ母の影響?」


「え…?そんなの知らないよ~」


てか絶対日向くんに気持ちがバレた…


それが原因でメール返って来なかったらどうしよう…


「あれぐらいじゃ絶対バレないから大丈夫だってば~」


心配する私にミキはケラケラ笑ってる。






その時


ヴー…ヴー…


手の中で握りしめていた携帯が震えた。


「!!」


「ほら!すぐに返事きたじゃん♪」


私はドキドキと今にも爆発しそうな心臓でメール画面を開いた。