―――パタン…





電気の消えた真っ暗な部屋は月明かりに照らされていた。





せっかく綺麗に乾かした髪も海風でグシャグシャだし汗もかいた。


とりあえず、もう一回お風呂に入って綺麗にしたい…!



リベンジはそれからだぁ!








「とりあえず…電気つけるね?」


気恥ずかしさに私は明るい声を出すと


手探りで電気のスイッチを探そうと壁に手を伸ばした。