夜の竹富島は静かで穏やかだった。
月明かりとわずかな建物から漏れる灯り。
月明かりに照らされた白い道に潮の混じった夜風が吹き抜ける。
自転車に揺られてやってきたのは、先刻もきた星の砂の砂浜だった。
キィッと自転車を停めると日向くんと私は砂浜に入った。
静かな遠浅の海に波の音。
透明な水の中では月明かりに反射した熱帯魚がキラキラ泳いでいた。
「きれ~…」
夜空に浮かぶ三日月が海にも映ってる。
広い星空には天の川がはっきりと見えた。
プラネタリウムでもこんなにたくさんの星は見たことがない。
「これをエマと見たかったんだぁ…」
日向くんはニッコリ微笑むと、砂浜の上に腰を下ろした。
「感動した?」
「………うん」
本当に感動した。
私も静かに日向くんの隣に座った。
月明かりとわずかな建物から漏れる灯り。
月明かりに照らされた白い道に潮の混じった夜風が吹き抜ける。
自転車に揺られてやってきたのは、先刻もきた星の砂の砂浜だった。
キィッと自転車を停めると日向くんと私は砂浜に入った。
静かな遠浅の海に波の音。
透明な水の中では月明かりに反射した熱帯魚がキラキラ泳いでいた。
「きれ~…」
夜空に浮かぶ三日月が海にも映ってる。
広い星空には天の川がはっきりと見えた。
プラネタリウムでもこんなにたくさんの星は見たことがない。
「これをエマと見たかったんだぁ…」
日向くんはニッコリ微笑むと、砂浜の上に腰を下ろした。
「感動した?」
「………うん」
本当に感動した。
私も静かに日向くんの隣に座った。



