「あの…日向くんだよね?」


「……!」


予想以上のエマの姿にぽかんと呆けていた俺は我にかえった。


「あ、ごめん!日向です」


そう言いながら俺は慌てて立ち上がった。


日向ですって…俺なに改まってんだよ。


俺が立ち上がるとエマはパァッと笑顔になった。


「良かったぁ、あ、久しぶりだね?」


「あ…だな」


その太陽のような笑顔のあまりの破壊力に、俺は目眩がした。


「…とりあえず飯でも食う?」


「うん」


そして俺たちは駅前のマックに入った。