俺は一度うつむくと、決意を決めてエマを見つめた。




「エマちゃん
仲直りのキスしようか」





「――…え?」


エマは目を大きくさせた。



頼むから、そんな目で見んな。


恥ずかしすぎてマジで頭、沸騰しそうなんだよ…


俺の制服の中で湯気が立ってる…


だからこういうの苦手なんだ。





「で…キスしてくれる?」


「……っ」



エマは真っ赤になってオロオロしていた。


ここまで誘っといて。

改めて言うとOKをくれないエマ。



だけど、もういいよな…


しぶるエマに、結局俺は自分からそのまま優しくキスをした。