王子様の溺愛カメラマン

「抵抗しないのかよ?」



日向くんの瞳はまるで獣のように妖艶で熱っぽかった。




ドキッ…


「だって…日向くんが………」


日向くんが抵抗させてくれないんじゃない――…




だけどそれを言い切る前に

濡れた唇を押し割って何か柔らかいものが入ってきた。



「んん…!!」


そのあまりの衝撃に私は思わず目をあけた。


目の前には瞳を閉じた日向くんのドアップが…


私は慌ててまたキュッと目をつむった。






どど…どうしよう

ミキの予言が的中した。





「エマ…」


日向くんは遠慮を知らず欲望のままに私を貪ってくる。


熱い舌で舐め回される度に背中から腰にぞわぞわと電流が走った。





「ふ……んぅ…」


崩れ落ちそうな足に力を入れて私はただひたすら日向くんを受け入れた。