「…ごめんエマ。日向くんもすぐに来るよ」
「うん!私待ってる」
私がもう一度笑うとミキはようやく安心したようにユウ君の手を取った。
「じゃあエマ、また後でね」
「うん!楽しんでね」
そして会場の中心へと歩き出すミキとユウ君。
そんな二人の背中を見つめながら…。
ミキ…すごく幸せそう。
彼にエスコートされ楽しそうに踊り出すミキはきらきら輝いていた。
一方、ポツンと立っている私はその眩しさに胸が苦しくなった。
ミキを失ったことでマイナス思考はさらに加速する。
待ってる、って言いながら本当は逃げ出したいくらい不安だった。
扉はとっくに締まってしまったのに日向くんはまだいない。
ううん。
そもそも来てないのかも……
淡い期待に胸をふくらませ、もしかしたら両思いかもしれないとまで思った。
ミキと二人ではしゃいで…
だけど私は恥ずかしい勘違い娘だったみたい。
こんなに気合いをいれてドレスアップまでして。
なのに日向くんは居ない…
「うん!私待ってる」
私がもう一度笑うとミキはようやく安心したようにユウ君の手を取った。
「じゃあエマ、また後でね」
「うん!楽しんでね」
そして会場の中心へと歩き出すミキとユウ君。
そんな二人の背中を見つめながら…。
ミキ…すごく幸せそう。
彼にエスコートされ楽しそうに踊り出すミキはきらきら輝いていた。
一方、ポツンと立っている私はその眩しさに胸が苦しくなった。
ミキを失ったことでマイナス思考はさらに加速する。
待ってる、って言いながら本当は逃げ出したいくらい不安だった。
扉はとっくに締まってしまったのに日向くんはまだいない。
ううん。
そもそも来てないのかも……
淡い期待に胸をふくらませ、もしかしたら両思いかもしれないとまで思った。
ミキと二人ではしゃいで…
だけど私は恥ずかしい勘違い娘だったみたい。
こんなに気合いをいれてドレスアップまでして。
なのに日向くんは居ない…



