「え!?サッカー部の練習試合を見に行く!?

梓、どうしたの?男子ばっかなのに大丈夫?」


学校でみなみに私が試合に行くことを話すと、この反応。


みなみの声が大きいから、周りの人がこっちを向く。


「み、みなみ声大きい!」


「…ごめん。で?」


「奏太くんに誘われたから行こうと思って。

晴もサッカー部入るって言うし、みなみもついてきてくれるだろうし…大丈夫かなって。」


私がそう言うと、みなみはまた驚いた表情を見せる。


「ちょっと!なんで私行くことになってるのよ!?…まぁ行くけど!」


私の心配も確かにあるけど、みなみは晴のファンらしいからね。


絶対ついてきてくれると思ってたんだ♪


「へー試合来るんだ!みなみと広野さん。」


話に入ってきたのは、この間あいさつしてくれた男の子だった。