「ふーん。まぁ、1年は試合出させてもらえないだろうし、俺にはあんまり関係ないけど。」


行っても別にいいってことだよね?


「じゃあ、行く!」


「なんか梓が男子ばっかりの見に行くとかめずらしいな。

なに?好きな人がサッカー部にいるとか?」


晴が少しニヤっとしながら聞いてくる。


「そ、そんなんじゃないよ!」


「顔赤くなってる気がするけど?」


「なってなーい!」


私は逃げるように自分の部屋に戻った。


手を頬にあてる。


あつ…


本当に顔赤いのかも…。


晴があんなこと言うから。


「みなみが言ってた恋ってこんな感じなのかな…?」


私、もしかして奏太くんに恋してるの…?