ぽっちゃり恋物語+。

今日は雨ってことで部活も休みになったし…

困ったときの佑センパイ!


そう思って、俺は佑センパイに教室に行くとのメールをして、自分の教室を出た。





「今日は嫌なこと起こっちゃったなぁ…。」


もうすぐ佑センパイの教室に着くというときに、俺の耳に入ってきた。


自然と足がとまる。


この声…


姿を見なくてもわかる。



「梓、帰ろ!」


…ほら、やっぱり。



俺は来た道を引き返した。


『今日は嫌なこと起こっちゃったなぁ…。』



梓センパイの言葉が俺の頭で何度も繰り返される。


嫌なこと…


それって朝に俺と話したこと?


男子が苦手なんだし、当たり前だよな?


いいこと起こるとか言っといて、自分で梓センパイが嫌なことしてんじゃん…。