改定版・はじまりの季節

「やべぇ。
嘘じゃないよな?」



遥人は、さっきよりも強く抱きしめた。


「うん。」


私は、そんな遥人に頷くことしかできなかった。


だって、私も嬉しくてそれどころじゃないから。


ヤバいよ。


こんなにも幸せな事だなんて思わなかった。