最近はよく一緒に帰るようにもなった。 「結菜ちん、一緒に帰ろう♪」 敦斗はたまにふざけて あたしを「結菜ちん」と呼ぶ。 「いいよ~帰ろ!」 「俺も一緒に帰る☆」 「一紀も一緒でいい?」 「うん」 下駄箱でそんな会話を交わした後、門を出た。 うっ…みんな見てる~ 超気まずいんですけど! 周りの人と目が合わないよう、俯きながら敦斗の後ろを歩いた。