あたしはみんなの視線を浴びながら
自分の席についた


「おはよぅ…」

智が弱気な挨拶をした

「お…おぉ…」

あたしも弱気だった…

「ある意味人気者だね。華憐ちゃん」

「か…華憐でいいよ…」

せっかくの初めての友達なんだし…
男でも関係ないつ

だってあたしの家には
女は一人だから♪


「か…華憐」

智は呼びなれないようにあたしの名前を口にした

「クス…」

なんだか笑えてきた

「え!?か…華憐…笑ってる?」

「…っ!!笑ってないっ///」

あたしは恥ずかしいあまりに
嘘をついた

「嘘だぁ!笑ってる」


周りのみんなも
あたしが笑ったところをキッチリ見ていたらしく

驚きを隠せていなかった


そんなに!?