商店街の出口付近はひときわ賑わっていた。
どうやらこの商店街はクリスマスセールの真っ只中で、この期間に買い物をすると金額に応じて抽選券がもらえるらしい。
ここはその抽選会場のようだ。
実はあたしもさっきのケーキ屋さんで一枚だけもらっていた。
あたしはカウンターで抽選券を差し出す。
昔ながらの木製の抽選器。
中に色とりどりの小さな玉が入っていて、色によって当選が決まるという仕組みだ。
「お姉さんは、一回だけね」
ハッピ姿のいかにも威勢の良さそうなおじさんがあたしに声をかけてくれた。
あたしは抽選器のレバーを握る。
こんなの子供の頃以来で、ちょっとだけワクワクしちゃう。
えいっ……と回してみると……
赤い玉がコロンと出てきた。
「おめでとう~! 4等でーす」
どうやらこの商店街はクリスマスセールの真っ只中で、この期間に買い物をすると金額に応じて抽選券がもらえるらしい。
ここはその抽選会場のようだ。
実はあたしもさっきのケーキ屋さんで一枚だけもらっていた。
あたしはカウンターで抽選券を差し出す。
昔ながらの木製の抽選器。
中に色とりどりの小さな玉が入っていて、色によって当選が決まるという仕組みだ。
「お姉さんは、一回だけね」
ハッピ姿のいかにも威勢の良さそうなおじさんがあたしに声をかけてくれた。
あたしは抽選器のレバーを握る。
こんなの子供の頃以来で、ちょっとだけワクワクしちゃう。
えいっ……と回してみると……
赤い玉がコロンと出てきた。
「おめでとう~! 4等でーす」

