「ねーぇねぇねぇ明日の祭り!!行く??」


授業中机に伏せて寝ている私に、
元気よく話しかけてくる親友…?の菜々子。


「うん、優未と藤森と行くよ〜。二日目は男子とか亜子とか優未達と行く〜」

「会ったらちょっと回ろ〜ねえ!」

「はいはいはい(笑)」



テキトーに菜々子をあしらって、また眠りにつく。


こんな寝ぼけ野郎…
うん、うちの事ね。

私は玉代 由利。12歳。

中学一年生。

由利なんて可愛い名前じゃないでしょ???

自由の由に利用の利。

自由に人を利用出来る女になれ−

最悪な名前だよね??笑

でも自分らしいーって
何気気に入ってたりもしちゃうんだ…笑


最近は恋もしてるし、
友達もいっぱい出来て
充実した毎日を送ってる。


今の季節は7月。夏のあたま。

夏服にも変わって、
あと少しで夏休みー!!!

って学校になれてきた
一年の私等はうきうき。


そんでもって…
明日は待ちに待った地元の夏祭り。


そういえばこの頃は、
先輩になんて興味なく…
平和に過ごしてたなあ…


一番幸せだったかも、

でも 君と出会ってなかったから
やっぱりそれは違うかな…。