私は接触しないように努めていたけれど、彼の影らしきものがちらりちらりと見える度に怖くて怖くて仕方なかった。

外に出歩くのも、家のインターホンも、電話もメールも怖い。


その日も定時に仕事場を出て、違う帰り道を通って少し時間を潰して家に帰る途中だった。

たまたま寄ったファッションビルに入ったドラッグストアで、


それを見つけた。