数人の女の子と俊也とで彼氏彼女とどこまでやったかという話になった。
私は聞きたくなかった。
トイレに隠れて、皆にばれない様に泣いた。
もう嫌だった。
来なきゃ良かった。
俊也は本当に彼女に夢中になっていた。
私は泣き過ぎて、気分が悪くなり、先に帰る事にした。
この場からただ逃げたかった。
その夜、俊也から
「大丈夫?」
というメールがきた。
私は
「もう平気。ありがとう。」
とだけ送った。
そしたら、俊也からまたメールがきた。
「矢田は彼氏はいないの?」
もう返事はしなかった。
知ってもらう必要もないと思ったから…。
忘れたかった。
何もかも俊也の事は忘れたかった。
また何にも気分が乗らないまま、バレンタインの季節になった。
一年は本当に早かった。
この前、入学したのにもう二年生だった。
去年は葉子ちゃんに、一緒にバレンタインあげようよ?って言われたっけ?
ふと思い返していた。
あの時あげれば良かったな…
矢吹くんに私が作ったチョコ食べて貰いたかったな…
不完全燃焼のまま終わっちゃったから、忘れる事が出来なくて、だから私こんなに後悔しているのかな?
高校生になれば、恋なんてたくさん出来ると思っていた。
まさか一年後に、俊也にバレンタインをあげなかった自分をこんなに後悔してるなんて夢にも思わなかった。
私は大嫌いだった中学時代を懐かしく思っていた。
私の高校生活は良くも悪くもといった感じだった。
良い事も嫌な事もなかった。
里加ちゃんの様な虐めをする様な子もいなければ、女子校だから当たり前だけど、俊也の様な好きな人もいなかった。
ただ何となく一日が始まり一日が終わる。
変な悩みや生活がしにくいという事がないだけ有り難いと思わなくてはいけないけど、ドキドキする事もない日々に物足りなさを感じ、退屈していた。
一つだけ分かった事があった。
どんな事があっても、自分の気持ちに正直に生きなければ、後々後悔する事になるという事。
俊也への気持ちに正直になっていれば、こんなに後悔の念に苦しむ事もなかった。
里加ちゃんがいようがいわまいが、恋は出来た訳だし、頑張らなきゃいけなかった。
どんな状況でも頑張るしかなかった。
あんなに俊也にしつこくしていた里加ちゃんは、高校入学と同時に彼氏が出来た。
私は聞きたくなかった。
トイレに隠れて、皆にばれない様に泣いた。
もう嫌だった。
来なきゃ良かった。
俊也は本当に彼女に夢中になっていた。
私は泣き過ぎて、気分が悪くなり、先に帰る事にした。
この場からただ逃げたかった。
その夜、俊也から
「大丈夫?」
というメールがきた。
私は
「もう平気。ありがとう。」
とだけ送った。
そしたら、俊也からまたメールがきた。
「矢田は彼氏はいないの?」
もう返事はしなかった。
知ってもらう必要もないと思ったから…。
忘れたかった。
何もかも俊也の事は忘れたかった。
また何にも気分が乗らないまま、バレンタインの季節になった。
一年は本当に早かった。
この前、入学したのにもう二年生だった。
去年は葉子ちゃんに、一緒にバレンタインあげようよ?って言われたっけ?
ふと思い返していた。
あの時あげれば良かったな…
矢吹くんに私が作ったチョコ食べて貰いたかったな…
不完全燃焼のまま終わっちゃったから、忘れる事が出来なくて、だから私こんなに後悔しているのかな?
高校生になれば、恋なんてたくさん出来ると思っていた。
まさか一年後に、俊也にバレンタインをあげなかった自分をこんなに後悔してるなんて夢にも思わなかった。
私は大嫌いだった中学時代を懐かしく思っていた。
私の高校生活は良くも悪くもといった感じだった。
良い事も嫌な事もなかった。
里加ちゃんの様な虐めをする様な子もいなければ、女子校だから当たり前だけど、俊也の様な好きな人もいなかった。
ただ何となく一日が始まり一日が終わる。
変な悩みや生活がしにくいという事がないだけ有り難いと思わなくてはいけないけど、ドキドキする事もない日々に物足りなさを感じ、退屈していた。
一つだけ分かった事があった。
どんな事があっても、自分の気持ちに正直に生きなければ、後々後悔する事になるという事。
俊也への気持ちに正直になっていれば、こんなに後悔の念に苦しむ事もなかった。
里加ちゃんがいようがいわまいが、恋は出来た訳だし、頑張らなきゃいけなかった。
どんな状況でも頑張るしかなかった。
あんなに俊也にしつこくしていた里加ちゃんは、高校入学と同時に彼氏が出来た。
