「あの~、お話し中すみませんが本当に日が暮れてしまうので行きませんか?海。」 『うるさいわねぇ! あんたに発言権なんてないのよ。言われなくても行くわよ!』 『あっお兄さんちょっと。』 手招きしながら弟はまた、私に聞こえない声でカイに何か言っている。