だから、マスクを着けてない純恋は完璧にほかの男どもの餌食になる。



ま...俺が取れって言ったんだけどさ



・・・チクショ―


....だってこいつ、可愛いもん





俺の体で隠しながら見つからないよう早足で教室を出る。


何か...純恋を落ち着かせる事が出来て、誰も入ってこない場所。



そんなとこ、あるかー?



さすがに、朝は廊下にあんまり人数がいないのが、せめてもの救いだ。



こんなとこで、さっきのKYみたく話しかけられでもしたら....


『キ――――ンコ――――ンカ――――ンコ――――ン』


「うわっ!?」

「ひっ!」

二人とも同時に驚いてしまった。


「チャイムかよ・・・・は?チャイム・・・」


「騎士、チャイムなったら先生が・・・・」



さすがに純恋も気付いたようで怯えながら言った。