俺と如月は同じ養護施設で育った。 仲が良く、互いの悲しみを共有し...一緒に泣いていた。 バカみたいに笑って泣いて、ふざけて....。 ずっとずっと、こんな時間が続けばいいのにって、いつも話してたのを覚えてる。 でも悲しい現実を知っている2人だから そんな淡い幻想を考えるだけ無駄だって知っている。 何度泣いた? 何度死にたくなった? 苦しなった時、辛くなった時、いつも思い出すのは......純恋の顔だった。