私は閉められたドアを見つめる。 風が吹いて、髪が頬をかすめた。 いくら考えたって分かんない だって、人を好きになったの.....初めてだもん こんなに誰かを想ったり、こんなに....他の子を嫌に思ったり すべてが・・・初めてなの ——ガチャンッ‼ 乱暴にドアを開ける音が響く。 ザワザワと男子生徒の話し声が聞こえた。 多分....私と同じ、サボリだ。 丁度、私はドアとは反対に背を向けている姿勢。私からは、全く男子生徒は見えない。 誰だろう・・・・って、余計....かな