一瞬、辺りが暗くなったように感じた。



しーん...と、私と騎士だけの空間に


こんなにも顔を近づけて、何やってるんだろう・・・私



「純恋...俺に何かを隠してる?それとも、何かを悩んでる?」


バサッと大きな音を立てて膝立ちになった。



私を見下すように、完全に“俺の下”だと示すように



横にした顔をすぐに天井に向けた。



あぁ...やっぱり、天井は白い。



さっきの黒は幻覚・・・・



その時、少しだけ安心した。



ちょっとだけ、“良かった”そう思った。