「・・・なぁ...もしさ、この状況で誰か入ってきたら・・・どうする？」


それは、酷く落ち着いた声で...それが、一気に現実に引き戻されるような感覚に陥った。



「・・・・どうしよっか？」


動揺を隠すように、微かに笑うように答えた。


この状況を楽しんでるように...、普段の私じゃ絶対に出さない声で



「何か純恋....おかしい」


「どこが？」


「・・・どこって...おかしい」


「だーかーらーどこがって聞いてんでしょ！？」


「そこが！！！」


「・・・えっ？」



顔と顔を寄せ合って向きあい、言い争いになった。