「何が言いたいわけ?・・・純恋は、こっち」


ちらっと私を見て、くるりと反対方向を向いた。




「ほいっ、ベッドこっちだから安静にな?」


「・・・ありがとう.....」


....って、私のMISSIONはマル無視ですか!?





でも、しーんと静まりかえった保健室は、いつになく緊張がMAXだった。


もし...この状況で誰か来たら、完璧に勘違いされるよね....



どうしよ...



私は慌ててベッドに入り、布団を頭までかぶり顔を隠そうとするが


「な~に顔赤くしてンだよ!」


「・・しっ・・・してないもん!!」



――ドキンッ


―――ドキ・・・・ンッ



騎士に思いっ気り布団をはぐられて、怒鳴ろうとしたら―――



...騎士の綺麗な顔が目の前にあって、キスできそうな距離に.....