…って…
えっ?!…
は?!
「た 高野?!」
驚いた…
高野が企み顔で仁王立ちしていた
開いた口が塞がらないとは、このことだ…
私が呆然と高野を見ていると、
「隙有り!!」
バシッ―
高野は突然チョップをかましてきた
不覚だ…
はい…私一応女です。
バタッ……―
遠くに生徒達の悲鳴が聞こえる…
微かに勝ち誇った顔の高野が見える…
私は口が開いたまま、ファイティングポーズのまま、目を丸くして、
そのままスローモーションで棒のように後ろに倒れた―
全く不覚だ…高野に負けるなんて…
そこで私は気を失ってしまった―

