「何だよ?これ…」


「姐さんが、若旦那の為に作ってくれたんですよ」


見るからに手作りと分かる、そのいちごジュースは、ちょっとだけ酸っぱかった。


「姐さん、若旦那に飲ませたくて、作ってくれたんです」


オレの好きないちご…。

ママは、ちゃんと覚えてくれてたんだ。