これは…マズイ…。


「あっそう。ならいいよ」


完全に、由奈は機嫌が悪くなっている。


「ごめん、由奈」


「別にいい」


そう言って、オレに背を向けた。


こりゃ、マズイぞ。


「な、なあ。マジでごめん」


由奈の背中を突いても、黙ってジュースを飲むだけ。