「どうしたの?何か考え事してるね?」


「あっ、いや、何でもないよ。ごめん」


ヤバイ。


由奈といるのに、ボーッとしてしまった。


「ふぅん…。あっ、いちごジュース、飲む?」


「えっ!?いらねえよ」

あまりのタイミングの良さに、思わず差し出された手を、跳ね退けてしまった。