ある人妻の過去

何をしてたか…

記憶のないまま数日間を過ごしてた。


そんな時、裕樹の友達が家を訪ねて来た。


一緒に遊んだ事のある、裕樹の同級生の学サン。


「裕樹…帰って来た?」

学サンにも、何も言わずに裕樹は地元から姿を消した。


 『まだ…』


私は裕樹を待つ為に、この家に残るつもりだったのに…


学サンもきっと迷ってたんだ。


私に話すべきか?

話さないほうが良いのか?



そして迷った揚句、学サンはポツリポツリと…

裕樹の事を話してくれた。