「早紀さん。


早紀さん。


起きて下さい」





頭の中に声がした。



早紀はその声で起きた。



「早紀さん。


赤井和樹に


会いに行きましょう」



「どこにいるか

分かったのね」



「ハイ。


案外、

近くにいました」